旅の舞台は世界自然遺産「知床半島」へ!海と高山が隣り合わせの富んだ地形と知床を覆う流氷がもたらす豊富な栄養分が生物多様性を支えている国内屈指の観光エリア。冬季不通となる知床峠、全長26km日本最大の砂嘴(さし)野付半島など、走りごたえ満点の北海道サイクリングコースです。
(2012年8月実施)
■8日目■
知床半島(斜里町ウトロ?羅臼町) 53km
この日のメインは「知床峠」超え!11月上旬から4月下旬まで半年間閉ざされる国道334号線知床峠を超え、知床半島東部「羅臼(らうす)町」市街地まで世界自然遺産知床を走る53kmコース!! |
【通過市町村】斜里町/羅臼町 :全2町
世界自然遺産「知床」半島を自転車で満喫!!
知床&野付半島サイクリングコース
2/3
◆ ◆ ◆
Schdule
Start 8:30 / Finish 17:50
0.0km | 知床第一ホテル(斜里町ウトロ) |
6.0km | 【休憩】知床自然センター |
―知床五湖方面へ | |
14.6km | 【観光】知床五湖 |
33.5km | 知床峠(頂上)―羅臼町へ |
50.8km | 【休憩】道の駅知床・らうす |
53.5km | 【Finish】羅臼町-宿泊地着 |
Map
■斜里町(しゃり)
0km?33.5km
知床半島西側の拠点「斜里町ウトロ」。カムイワッカ湯の滝、知床五湖、ゴジラ岩、フレぺの滝、岩尾別などはこちらのエリア。知床○○○といった温泉旅館やホテルなど、観光客向け施設の多くは「ウトロ(地区)」にあります。 |
施設の大きさも北海道級!知床第一ホテルをスタート!
知床半島先端側から見たウトロ市街地
知床自然センター
知床五湖方面と羅臼方面の分岐点にある「知床自然センター」。トイレもあるので小休憩。
知床五湖へ行った後いったんこの場所まで戻り、羅臼方面へと進みます。
目の前には知床連山です。
このエリアは既に森の中。動物たちの住む場所です。この日も道路脇にシカの姿を見ることが出来ました。しかし、リアルにクマに遭遇する確率の高いエリアなので、本当に注意を払って進む必要があります。
知床五湖
知床の森に点在する5つの湖をぐるっと見て回れるエリア。湖の景色はもちろん、知床連山やオホーツク海まで見渡すことができるスポット。しかし、ヒグマの生息地であることから、ヒグマの目撃情報が入ると直ちに入場制限がかかってしまいます。(ウトロの道の駅でも情報確認可!)
一の湖まで行ける高架木道。地面より少し高い位置に作られた木道で、電気柵が設けられているため万が一クマが出没しても安全なようです。(この日はクマの出没なし)
曇りがかった天候ながら、オホーツク海まで見渡すことが出来ました!
登ってきた道を6km程戻ります。これから向かうのはあの山並みの向こう側。
夏休み真っ只中の8月。テント・寝袋・焚き火用の木などを積んだ学生さんたちのグループにも遭遇!「ペットボトルは一人2本ずつ持つこと!!」(コミュニケーションの様子が目に浮かぶようです・・・笑)
知床峠へ向かって登ります。
先ほどの彼ら、やたらと元気に走り去って行きました・・・。若さに感服!!!
知床峠頂上へ。
海の向こうに見えるのは国後島。
バックに写るのは、知床連山の主峰「羅臼岳」。日本100名山の一つで標高1661m!
■羅臼町(らうす)
33.5km?53.5km
知床峠から先は羅臼町。「らうす昆布」を筆頭に良質な海産物の水揚げ地として有名な漁業の町です。知床半島東側の拠点として、現在では、自然の中で生息するクジラやイルカの姿を眺めるホエールウォッチングの拠点としても注目を集めています。 |
知床峠の頂上にあるカントリーサイン!ここから先はひたすら下り。下りきったら羅臼のまちです。
宿泊地を通り過ぎ、羅臼町の市街地へ。宿の食事がちょっと不安だったので・・・3時のおやつがわりの遅めのランチタイム。
普通の塩ラーメンが絶品すぎて今でも忘れられません!!!
Finish
市街地から少し峠方面へ戻った場所にある温泉旅館。
予想を反する食事の豪華さに、遅めのランチを後悔する・・・嬉しくも残念な誤算でした。
Point
●写真以上の感動あり!
写真に写る風景は、天気が良いほど素晴らしく見えるものですが、実際に目にする景色は、その時々の良さがあるものですよね。また、ある意味自然の中では無防備とも言える自転車での移動。知床では想像以上の緊張感があります。 一つ一つの景色と出会いに心打たれる知床半島。 |
第3クールは目玉スポットの連続!続くは日本最大の砂嘴(さし)野付半島をサイクリング(^^)!! ・・・つづく。